もはや緊急事態の定義がよく分からなくなってきた今日この頃。如何お過ごしですか?
という書き出しの前回から約二カ月経ちましたが、定義は更に曖昧になっている今日この頃。
緊急事態宣言下のオリンピックも開催されるそうです。凄いですね!
大気の不安定な日が二週間ほど続き、晴れ渡る夏空の季節になりました。
アーバンギャルドは2020年とも打って変わって、コロナ禍なのに、いやコロナ前以上に、精力的に活動中です。
思い返して下さい。2018年や19年もこんなに頻繁にライヴやイベントしていたかってぐらい、毎月ワンマンや自主企画が入っています。
事務所に所属していた頃は個人的に(あくまで個人的な話です、そして何処が誰が原因とかいう話でもないです)自由に活動できないフラストレーションを抱えていました。
当時のマネジメントやメンバーの方針と僕の方向性が合わなかったのでしょうね。
未曽有の疫病により久々の大規模な全国ツアーが頓挫し、暫くのステイホーム空中戦を経て、年末にバンド独立を決断。
そこからの半年、如何でしたか?
アーバンギャルドの動きをつぶさに御覧になっているFC諸氏なら、この熱量は既に伝わっているのではないかと。
何度でも言いますが、コロナ禍は不自由さと同時に我々に自由さを齎しました。
ライヴとはこういうもの、音楽とは、音源とはこういうものという制約が解き放たれ、かつてのようなライヴが出来ない不自由さとは引き換えに、僕たちは新たな自由をどんどん獲得しています。
配信で届ける自由さ、パッケージに頼らない自由さ。
サウンド面においてもそれはいえて、世界的に宅録的なベッドルームサウンドがどんどん躍進しているように感じます。
ダンスミュージックとはいえ、必ずしもフロアで踊る前提ではない。家でゆるく踊ってもいい。
スクリームではなく、ウィスパーで盛り上げてもいい。
ワクチンが日本でもようやく出回り始め、コロナ以後もしくはウィズコロナの数年のヴィジョンが見え始めた今日この頃ですが、夏フェスやライヴハウスも、かつてとは少し違った形になっていくのだと思います。
都内に住む人にとってはライヴやバンドは遠くなったかもしれません。が、遠方に住む人にとっては、配信などによって逆に近くなったのではないでしょうか。
身体性が希薄になっていくことだけはどうにもなりませんが、生を如何に再び呼び戻すのか。「再生」させるのか。
そこを作品づくりをとおして暗中模索しております。
来週はクソ緊急事態宣言によってクソ延期になったワンマンライヴが、ようやく渋谷で。
会場チケットはあと数枚。もしよろしければ是非に。
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