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背徳と、実際的なダメージ(KEI)

どういうことだ。レコーディングも終わり少し時間ができると思っていたのに中々忙しい。

誕生日イベントも終わり何をやったかってマスタリング。

マスタリングというのは何をやるかというと簡単に言うとミックスというのは一曲の中の音のバランスをとること、マスタリングというのはアルバム全体の音量バランス、さらに言えば世の中に流布している音源との音量バランスをとること。例えば一曲目と二曲目の音量や音の感触が全然違っていたら聞いている人がその都度ボリュームを調整しながら聞かなくちゃいけなくなってしまう。更に言えば他のアーティストの楽曲を聴いた後にアーバンギャルドの楽曲を聞こうと思った時に全然音量やバランスが違っていたらこれまた聞きにくい。そんなわけで毎度結構魔法みたいだなと思うのだが、アルバム全体の音の感触を整え、更にどんな環境でもそれなりに聞こえるように調整するのがマスタリングの作業になってくる。

どんな環境でもそれなりに聞こえるようにと言いつつも、マスタリングスタジオは最高の音響設備が整っている。まずはこの環境でミックス終わった音源を聴くだけでも結構感動するのだが、そこにさらにマスタリングを施すと、ほんと魔法がかかるんですわ。

もちろん誰もがこんな設備で聞くわけではないので、スマホや安物のイヤホンで聞くなんて作業もしたりすることもあるのだが、細部を整え、例えば何十年後かに誰しもが聞くイヤホンの技術が発達して良い音になった時に聞いても良く聞こえるようにするにはやはり、細部まで聞ける状態で音作りをしていかなくてはなんて感じな訳である。

まぁそんなわけでマスタリングを終えましたと。これで音的には完パケってやつだ。もういじれない。

早く聴いてもらいたいって思いつつも毎度緊張もする、手を尽くしたけど聞く人はそんなことはわからないからねぇ。


さてマスタリング終わって興奮冷めやらぬ感じはありつつも、次の日から二日間はRickyさんのライブのリハだった。Rickyさんは最近僕のブログに頻繁に名前が出始めたけど、よこたんさんが好きだったDASEINというバンドのボーカリストでもある方でとても歌が上手い!元々は毎年僕がバンマスを務める新春シャンソンショウに出演されていて知り合いではあったのだけど、まさにコロナ下の配信ライブを重ねる中で仲良くしていただいて、とうとうイベントではなくてソロのライブでお呼びいただいた。

このソロでは演奏はマニピュレータとキーボードの二人という編成で、ちょうどTOKYOPOPで僕がやっていたことを二分してやった感じ。マニピュレータの方は面白い方で色々とライブで打ち込みを流すやり方について語り合い、勉強になった。いやはや案外こういう機会は少ないので貴重だった。対バンとかでも中々マニピュレータやキーボードには出会わないし、出会っても親しくなることは少ないので。そんなわけで、かなりアーバンギャルドにフィードバックできそうだからお楽しみに。


その次の日はHitomiさんとのユニット雨や雨でツイキャスで特典配信をやった。雨や雨の通販や特典については僕とHitomiさんと話して決めてるんだけど毎度実験している。これまたアーバンギャルドの活動にフィードバックしたいこと沢山。


勿論アーバンギャルドでも色々と実験してるけど、他の場所でやるのはなんてか、自分が全部責任を負えばいいので失敗ができるような実験をしているって感じなのです。


さてその次の日は先ほどのRickyさんのライブの本番。久しぶりにショルキー使ったけど、テクノポップセットでショルキーとか使うのもありかもなぁと思ったり。どうかな??


そして昨日今日とアバンデミックの特典REMIXを作っていた。REMIXの雰囲気よりも何よりも録音したけど使わなかったギターとか歌とか使うって今までに無い特典の作り方だと思うので、レアだと思いますよー。聴いてほしいし、今回のアルバム制作の苦労みたいなのも伝わる気がするなー。


プライベートなことなんかあったかなぁ。そうそうやっとパラサイト観た。思った以上にエンターテイメントだった。ちなみに僕はグエムル公開当時2度観に行ったり、この監督好きなんです。

あとめちゃくちゃ久しぶりに夜中ラーメンをしてしまった。背徳と、実際的なダメージ。

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