マスク越しに歌え(TM)


なんてったって新幹線移動はデスクワークに打ってつけなのだ。卓もあり背もたれも上げ下げ自由、Wi-Fiもあり更に今なら座席間も空いている。2時間ほどという移動時間もちょうど良い。新幹線はFCブログを書くのにも向いている。というわけで更新してみよう。


東京から新潟に移動する列車の中でこれを書いている。今夜は自分の映画が、明日はアーバンギャルドのツアー新潟公演がある。


新型コロナウィルスの脅威は、我々の生活様式をも変えてしまった。僕はこの数週間ほぼ家で過ごしている。創作の壁からももう少しで這い上がることが出来そうだ。一月末にソロワンマンが終わりアーバンのツアーが始まり、週末はライヴがあるものの平日は比較的余裕が出来、さて次の一手はどうしようかという日々が続いていた。そんな折にやってきたコロナ禍。当初はライヴでの対応や自分たちのスタンスを明らかにする事に追われていたが、やがてこれが色んな意味でチャンスなのだと考えるようになった。勿論打撃ではあり、危険も伴っているが、膠着した日本の音楽業界にとっては確実にチャンスとしか思えない。


震災の時に新たなツールを用いた新たなカルチャーが多数生まれたように(それを我々はガイガーカウンターカルチャーと呼んだよ)今、新たなエンターテインメントの胎動が聴こえてきてはいないだろうか。


無観客ライヴ、ネットサイン会、そういったトピックだけではなく、リテラシーの問題として音楽業界は大きく変わるだろう。


時代が進むにつれ技術はどんどん上がっていく。ただしそれを使いこなす人間が一定数いないとそれは普及しない。


震災時に安否を確認するツールとしてTwitterやLINEが広まったように、配信や通販、サブスクなどはいよいよ一般化し、CDや書籍はいよいよマニア向けの嗜好品になっていくだろう。もちろん嘆いてはいない。それはそれだと思っている。ラジオやヴァイナルのファンのようにそれを嗜好する人は残っていくとして、情報のみを音楽に付随するものとして売買する時代がいよいよやって来る。


大変な事もあるだろうが、楽しみだというのが本音だ。


縛られるものなんて何もないのである。縛られなくたって我々は我々でやっていくだけだ。


これから実験の季節はいよいよ到来を告げるだろう。実験するのは我々だけでなく、あなたもなのです。

新しいアーバンギャルドを、新しい方法でも感じてくれますか。

マスクを通して、我々の歌を口ずさんでくれますか。


ツアーはまだまだ続く(或いはどのようなやり方で?)。

最近の読書。2000年代前半の話が今は80年代より90年代より懐かしい。そうだろう?

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