病気の皆さん今年も大変お世話になりました、松永天馬です。
コロナ禍のステイホーム期間もありとにかく長かった印象のあった昨年に比べ、今年は割と秒でした。こうして人生を駆け抜けお墓に向かって全力疾走していく人生なんだなと思っている今日この頃。
今年のアーバンギャルドとしては、やはり事務所から独立したことが大きいです。
元旦に独立を発表し、覚悟を決めた一月の2デイズワンマンからこの十二月まで頭を使い、身体を使ってやれることをやってきました。
生きていく上で或る種の困難をともない、醍醐味を味わうことができるのは「決める」ことだと思うのですが、
今年はとにかく自分で決めなくてはいけないことが多かった。バンドとしてもリーダーとしても。
これまでは自分たちで考えたこともありましたが、やはり大枠は事務所やレコード会社が決定し、お金を出し、時間や労力を割いてくれてきたわけです。
よくミュージシャンが経営面のスタッフを指す「大人のひと」という言葉がありますが、あれは自分が或る種の子供だよという無責任な言い方でもあり、純粋無垢な芸術家ぶった自分を暗に示している位置づけだと思うのですが、我々はもう子供であると同時に大人になってしまった。
個人的にはソロで2018年に個人事務所を立ち上げ「自分で決めて」動いてきたものの、アーバンギャルドというメンバーやスタッフ、ファンの想いも強い船の舵取りをするのは、なかなかの緊張感でした。
そして我々がこぎ出す海はコロナ禍という大時化のさなか。
目的地までどのように進むか。波が穏やかなうちに行けるところまで行くか、港にとめるか、進路自体を変えるか、などなど。
羅針盤はコロナ報道のたびに想像し得ない方角を指し、その報道に翻弄されながらもしかし、決めながら進んできたわけです。
今は比較的穏やかな波に揺られていますが、来年はどうなるのかもまだ分かりません。
しかし海図を広げて、目的地を目指すしかないのです。
体感としては「もう?」というところなのですが、十五周年の足音も聴こえてきました。
来年のアーバンギャルドは2023年を見据え、カウントダウンの海へと繰り出して参ります。
これまでも何度も決めてきました。これからも決めて参りましょう。
波が我々を何処へ連れて行こうと、自分で決めて漕ぎ出すのです。
年末ドラマに出てました。見てくれましたか?
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